今回は、仲良くなった農家さんのお話です。
倉橋は豊かな自然に加え、農家さんや漁師さんなど生産者さんが多く、お話を伺う機会も多いです。
今回は、仲良くなった農家さんのお話です。
倉橋は豊かな自然に加え、農家さんや漁師さんなど生産者さんが多く、お話を伺う機会も多いです。
いつも気さくに話しかけてくれる農家さん。朝は倉橋市民センターの向かいにある温泉でお掃除のお仕事もされています。最初は挨拶をするくらいの仲でしたが、温泉に入っていたらバッタリ一緒になって、よくお話しするようになりました。島ギャル食堂にもよく来てくださる常連さんです😍
お話を伺っていると、「猪が最近減ったっていうけど、全然減ってないよ!」とのことでした。なんでも、いつもは猪が入らない畑にも猪が出て散々荒らされたのだとか。畑の周りには柵を張り巡らせているのにどこからか侵入してくるようで対処に困っているそうです。確かに、近年猪は「豚熱」という病気が流行っており、数が減っている傾向にあるそうなのですが、農家さんのリアルな声を聞いたことがなかったので驚きました。
倉橋にある食肉処理場を復活させた経緯もあり、これは猪被害の実情を知っておくべきだ!ということで、農家さんの畑にご一緒させていただき取材させていただくことになりました。
この道を軽トラで!?
もちろん舗装なし。落ちたら崖に真っ逆さまのギリギリの山道を軽トラで登っていきます。これは、、、畑に着くまでにもうスタミナがなくなりそうじゃ。やっとこさ畑に着くと猪対策の重たい柵を開けて進んでいきます。
あちこちが重機で掘り返されたかのように穴ボコ。
これは猪の仕業です。畑以外の場所も、もちろん畑も、ボッコボコでした。
農家さん:「前はネギの畑には入らなかった。今は入ってネギじゃなくって土の中にいる虫を食べるのよ。だからネギは食べられてないんだけど、踏まれたり匂いがついたりするからダメになるんよ。」
なんと恐ろしい。確かに綺麗に敷かれたマルチ(防草シート)も猪に踏まれて穴がたくさん開いてそこから草が生えていました。こうなると使えないそうです。
島ギャル:「このネギはなんで捨ててあるんですか?」
農家さん:「風で折れたらもう売れないんよ。味に問題はないけど見た目が良くないと売れないんよ。作っても半分くらいは捨てるようになるんよね。」
ええええええ〜〜〜。正直なんの問題があるのか全然わからない立派なネギ。マジでもったいない。
農家さん:「農家はよくてとんとん、赤字覚悟。大変な趣味みたいなもんよ。年金があるからできる。喜んでもらえると嬉しいからやってるけど、若い人にはとても農家は勧められないよ。」
今までスーパーに行ったら当たり前に買えていたネギ。生産者さんはこんなに苦労して育ててくれているんだ。しかも作ったら作っただけ売れるわけではない。猪や風による被害、肥料などの価格高騰と戦いながら、しかも最近は夏はブチ暑いし、収穫や選別、包装、配達など言い出したらキリがありません。
続いて連れて行っていただいたのは柑橘畑。これがマジで山の頂上にあって景色はいいけど畑に来るのも大変だし、急斜面に這いつくばりながら重たい柑橘を抱えた状態で収穫するのがむずすぎる。
農家さん:「柑橘も収穫してもくずが多く出ちゃうんよ。くずは畑に捨てるんよ。中身は美味しいんだけど、皮に傷があると売れないんよ。皮を綺麗にしようと思ったら大量の農薬がいるから、人の体にも悪いのになんか矛盾しとるよね。」
ごもっともだ。なんだかおかしい。倉橋だけでも市場に出ていないもったいない食べ物がたくさんある。この事実をもっといろんな人に知ってほしい!そしてこのもったいない食べ物たちも生かしたい!!
ということで、農家さんのご厚意で売れない柑橘をいただき、島ギャル食堂で生搾りジュースを始めました。倉橋の地元の方も、島の外からこられた方も、「なにこれうんまぁ〜〜!」とがぶ飲み。中には「今まで飲んだ中で一番美味い飲み物じゃ!」と感動されるお客様も。そのことを農家さんにお伝えするととっても喜んでくださいました。
農家さん:「こんなんで喜んでもらえるんじゃね。嬉しいね。」
っっつつ、、、私もぶち嬉しい。農家さんにも、お店のお客さんにも喜んでもらえて、柑橘を生かせて最高〜〜! 柑橘の他にもたくさんもったいないものがあります。生産者さんが頑張ってくれていること、戦ってくれていること、もっといろんな人に知ってもらえるように、これからも発信と島ギャル食堂の運営を頑張ります〜〜!