こんにちは。呉が好きすぎて毎月通っている市民ライターの艦ちゃんです。
最近、かわぐちかいじさんの原作から３０年の時を経て映画『沈黙の艦隊』がAmazonスタジオ制作＆東宝配給でついに劇場公開されましたね！
ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか？
先日、大沢たかおさん、玉木宏さんが呉の”てつのくじら館”、”大和ミュージアム”に来館されていました。
（ワタシ個人的には大沢たかおさんが王騎将軍に見えて仕方がなかったのですが・・笑）
「沈黙の艦隊」は防衛省・海上自衛隊が撮影に全面協力した映画で、本物の潜水艦を使った撮影も行われていて迫力満点の映像でした！GoProを使って撮影された浮上する潜水艦の映像は圧巻でした。
なかなか日常では縁がなくて見る機会もない潜水艦ですが、呉ではいつでも気軽に潜水艦の姿を見られる場所があるのです。
呉市にある「アレイからすこじま公園」は海上自衛隊第一潜水隊群司令部前から300mほどの場所にある誰でも訪れることができる公園です。目の前にセブンイレブンがあるのが目印です！
（「潜水艦を間近に見られる”日本唯一”の公園」といった紹介がされているウェブサイトもありますが、残念ながら”唯一”ではありません...。神奈川県にある海上自衛隊横須賀基地に隣接しているヴェルニー公園でも潜水艦を間近に見ることができます。でも潜水艦を正面から見ることができる公園としては唯一です！笑）
車で移動すれば大和ミュージアムから５〜１０分程度の場所にあります。駐車場はセブンイレブンの裏手に無料の市営駐車場があります。バスで移動する場合は、呉駅前から広電バスに乗り約１１分の「潜水隊前」バス停で降りるとすぐ目の前にあります。
アレイからすこじま公園には海上自衛隊の潜水艦桟橋があり、多い日には１０隻以上の潜水艦を見ることができる潜水艦ウォッチスポットになっています。道路を挟んだ反対側には海上自衛隊・第一潜水隊群司令部や潜水艦教育隊もあるためお昼時や夕方には海上自衛官の方が歩いている姿をよく目にします。
海上自衛隊呉基地には、第一潜水隊群に所属する最新の”たいげい型”や”そうりゅう型””おやしお型”の１２隻の潜水艦、第一練習潜水隊に所属する２隻の”おやしお型”潜水艦をあわせて１４隻の潜水艦が所属しています。わたしが見た過去一番多く潜水艦がいたときは一度に１２隻の潜水艦を見ることができました。
アレイからすこじま公園は、レンガ調でちょっとレトロな雰囲気です。公園には明治３４（１９０１）年に旧海軍が設置した魚雷の積み下ろしのために設置された英国製の１５トンクレーンが遺されており、令和の潜水艦をバックに写真を撮影することもできます。
道路を挟んだ向かい側にはレトロなレンガ倉庫が並んでいてよき雰囲気です。
ちょっと前の映画ですが「男たちの大和」でも映ってました！
また公園内には旧海軍にゆかりのある展示物などが設置されており四季折々すてきな風景を見ることができるおすすめスポットです。
ぽかぽか日和の日に公園のベンチで潜水艦を眺めながらお弁当を食べるのもおすすめです。
潜水艦桟橋では、潜水艦救難艦の「ちはや」が停泊していることもあります。
海難事故の捜索に出動しているというニュースを見られた方もいらっしゃると思いますが、海の中に潜って作業することができる深海救難艇（DSRV）や無人潜水装置（ROV）を装備している特殊なフネで船体の中央に大きな格納庫があるのが特徴です。
でも、活躍しないに越したことはないですね！
アレイからすこじま公園の向かい、セブンイレブンの２階にある港町珈琲店では”呉海自カレー”を食べることができます。
こちらのお店で食べられるのは、やわらかく煮込まれた牛すじがおいしい”潜水艦くろしおカレー”です。天気のいい日に見晴らしの良いテラス席で本物の潜水艦を眺めながら食べる”潜水艦カレー”は絶品です！
