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【2026年リニューアル】新しくなった「大和ミュージアム」の注目ポイントを徹底解説!

呉中心エリア
大和ミュージアム
ライター 艦ちゃん

こんにちは!呉が大好きすぎて、毎月のように足を運んでいる旅するプランナー兼市民ライターの艦ちゃんです。今回も呉の魅力をたっぷりとお届けします!

2005年の開館以来、広島県呉市の観光を牽引し、2019年には累計来館者数が1,400万人を突破した「大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)」。日本のみならず世界中から注目を集めるこの歴史の殿堂が、2026年4月23日、ついに待望のリニューアルオープンを迎えます。

かつて旧日本海軍の拠点であり、東洋一の「海軍工廠(かいぐんこうしょう)」の街として栄えた呉。その歴史と誇りを象徴する存在として、戦艦大和の建造技術や激動の時代の記憶を伝え続けてきた同館が、開館20周年の大きな節目に劇的な進化を遂げました。

今回のリニューアルでは、最新の調査研究に基づく展示のアップデートはもちろん、誰もが快適に鑑賞できるユニバーサルデザインの導入や、没入感を高めるデジタル技術の活用など、「戦艦大和と海軍の歴史をより深く、多角的に体感できる施設」へと生まれ変わっています。呉観光の新たな目玉として、そして未来へ歴史を繋ぐ発信地として、新章へと突入する大和ミュージアムから目が離せません。


「歴史は、多面的に捉えてこそ真実が見える」戸高館長が語るリニューアルの本質

「変わったけど、変わらない」
今回の20年ぶりとなるリニューアルにおいて、大和ミュージアムの戸高一成館長は、博物館が果たすべき真の役割について次のように語っています。

「大和ミュージアムは呉の歴史技術博物館ですので、その内容が大きく変わるということはありません。歴史そのものは変わりませんから、根本となるストーリーも同じです。ただ、歴史というのは一つの面だけで語り尽くせるものではなく、さまざまな形、さまざまな見方、さまざまな角度から捉えられる大きなものです。」

この言葉には、単なる「展示物の入れ替え」ではない、今回のリニューアルの核心が凝縮されています。事実は一つであっても、それをどう解釈し、どう伝えるかによって歴史の深みは変わります。

「ですから、資料の見せ方や歴史の解釈・説明の仕方を工夫しながら、同じ歴史を違う角度から見ていただく。そうすることで、歴史が単なる一面的なものではなく、より立体的に、多面的に見えてくるのではないかと思っています。」

この「多面的な視点」こそが、新生・大和ミュージアムが追求する歴史教育の新たな形です。バリアフリー化や最新のデジタル展示、そして新発見の資料を通じて、これまで見えてこなかった「呉」や「大和」の新たな側面を立体的に浮かび上がらせる。館長の言葉は、何度訪れても新しい発見があり、学びが深まる場所であり続けるという、博物館としての強い決意を物語っています。


大和ミュージアムの玄関口が刷新!「呉の歴史」へ没入する新エントランス

広島・呉観光のメインスポットである「大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)」が、20年ぶりの大規模リニューアルでその姿を大きく変えました。まず注目すべきは、来館者が最初に足を踏み入れるエントランスロビーの劇的な変化です。

これまで館内入り口に配置されていたチケット売り場は、建物外部のミュージアムショップ横へと移設。これにより混雑が緩和され、館内へ入った瞬間に目の前が開けるような開放的な空間が誕生しました。来館者をまず圧倒するのは、正面に新設された大型ワイドビジョンです。

このスクリーンには、旧日本海軍が誇る「世界最大の戦艦大和」の建造当時の貴重な記録映像から、現在の呉市の美しい観光風景までが映し出されます。一歩足を踏み入れただけで、訪れる人を一気に海軍と造船の歴史物語へと引き込む、まさに「新生ミュージアムの顔」と呼ぶにふさわしい演出です。

また、内装デザインにも「造船の街・呉」ならではのこだわりが光ります。壁面には、実際の艦船建造を彷彿とさせる特殊金属素材が贅沢に採用されており、一歩踏み込むだけで背筋が伸びるような重厚かつ洗練された空気感を演出。「入っただけで気分が上がる」と評判のこの空間は、かつての海軍工廠の息吹を現代的なデザインで再現しています。

呉の歴史と最先端の展示技術が融合した新エントランス。リニューアルによって進化した、物語の始まりを告げるプロローグ体験をぜひ現地で体感してください。


ミュージアム最大のシンボル「1/10大和模型」〜20年分の調査・研究が宿る19箇所の改修〜

大和ミュージアムの象徴、全長26.3メートルという圧倒的なスケールで鎮座する「1/10戦艦大和」。長年、多くの来館者の心を震わせてきたこの巨大模型が、20年目の節目にさらなる高みへと到達しました!

今回のリニューアル、実は「見た目が綺麗になった」だけではありません。開館からの20年間で積み上げられた最新の研究成果、そして海底調査で判明した新事実を反映させるため、なんと計19箇所にも及ぶ改修が施されているんです。

例えば、艦首に輝く「菊花紋章」。これまでは直径15cmでしたが、最新資料に基づき10cmへと修正されました。「たった5cm?」と思うなかれ。この緻密な積み重ねこそが、実物の大和が放っていたであろう"真の威容"を現代に蘇らせるのです。他にも細部まで徹底的に手が加えられ、まさに「世界で最も正確な大和」へと生まれ変わりました。

さらに、周囲の展示エリアも一新!デジタル展示が全面導入されたことで、膨大な資料を直感的に、かつ深掘りして読み解くことが可能になりました。かつての海軍工廠の熱気、そして大和が辿った数奇な運命……。古参の艦船ファンも唸るような新発見が、そこかしこに散りばめられています。

20年分の調査と情熱が宿った「新生・大和」。その圧倒的な密度を、ぜひ至近距離で体感してください!


「すべての人に開かれた博物館」へ。アクセシビリティが大幅向上

2026年4月にリニューアルオープンを果たした大和ミュージアムでは、最新の研究成果に基づいた新資料の追加だけでなく、「ユニバーサルデザインの徹底」が大きな柱となっています。国内外から訪れる多様な来館者が、等しく日本近代史や平和の尊さと向き合えるよう、展示環境のアクセシビリティが劇的に進化しました。

まず、展示を読み解く上で欠かせない解説パネル(キャプション)に注目です。文字サイズを従来比で約3〜4割も大型化。視力の弱い方や高齢者、小さなお子様まで、誰もがストレスなく内容を理解できるよう配慮されました。また、インバウンド需要への対応も万全です。お手持ちのスマートフォンでQRコードを読み取るだけで利用できる「多言語音声ガイド」は、驚きの24言語に対応。世界中から訪れる旅行者に、戦艦大和の技術や呉の歩みを深く正しく伝える体制が整いました。

さらに、今回の目玉の一つが「触れる展示」の新設です。視覚に障害をお持ちの方でも艦船の構造や形を直感的にイメージできるよう、精密な金属製の「触れるレプリカ」が登場しました。これまで「見る」だけだった展示に「触れる」体験が加わったことで、歴史をより立体的に捉えることが可能になっています。

初公開のデジタルアーカイブ資料の拡充とあわせ、まさに「子どもから高齢者まで」、そして「国境や障害を越えて」あらゆる人々を迎え入れる世界水準の博物館へと進化した大和ミュージアム。誰もが歴史の証人となれる、その配慮に満ちた展示空間をぜひその目で、手で、確かめてみてください。


車椅子でも、視覚障害があっても——バリアフリー改修に込められた「全員に来てほしい」という想い

今回のリニューアルにおいて、大和ミュージアムが最も力を注いだ改善点の一つが、徹底した「バリアフリー化」です。

以前の展示では、ショーケースの構造上、車椅子をご利用の方が展示物に十分に近づけないという物理的な壁がありました。しかし、今回の改修ではこの課題を根本から解決。展示ケースの底部に車椅子用のスペースを確保する設計へと刷新されました。これにより、車椅子に乗ったままでも資料の細部までを間近で鑑賞できるようになり、より没入感のある歴史体験が可能となっています。

また、ダイバーシティ(多様性)への配慮は移動のしやすさだけにとどまりません。視覚に障害をお持ちの方が、手で触れることで戦艦の造形やスケール感を肌で感じ取れる「金属製模型(触れる展示)」も新たに導入。まさに、五感を通じて歴史を学べるユニバーサルデザインが随所に散りばめられています。

こうした先進的な取り組みの背景には、姉妹館である米国ハワイ・パールハーバーの「USSミズーリ記念館」との深い交流がありました。太平洋戦争の終結の地となった戦艦ミズーリの博物館。かつて敵対した歴史を持つ日米の両館が、その垣根を越えて「歴史を正しく、すべての人に伝える」という共通の使命のもと、ノウハウを共有し合ったのです。

戸高館長の「すべての人に来てほしい」という強い信念と、日米の協力関係から生まれたこのバリアフリー改修。大和ミュージアムは、単なる歴史の保存場所ではなく、あらゆる人々を受け入れ、未来へ記憶を繋ぐ「開かれた学びの場」へと進化を遂げました。


【3階】海軍工廠の熱気を再現!「航空と造船」の技術力が融合した新フロア

広島県呉市といえば、かつて東洋一の軍港として君臨した「呉海軍工廠」による艦船建造が有名ですが、実はもう一つの重要な歴史があることをご存知でしょうか。それが、隣接する広地区において大正時代から展開されていた、最先端の「航空機」の研究・開発・生産を行っていた「広海軍工廠」です。

呉という街は、艦船と航空機という両分野において、国家の命運をかけた予算と最高峰の人材が集中投下された、日本近代軍事史においても極めて稀有な「総合ハイテク拠点」でした。今回のリニューアルで最も大胆に刷新された3階フロアは、この社会的・歴史的背景を余すことなく体験できる空間へと生まれ変わっています。

新しくなった展示室のコンセプトは、まさに「工廠(こうしょう)の再現」。
フロア内は、呉が得意とした「造船・製鋼技術」と、広海軍工廠が担った「航空・鋳造・機関技術」を軸に構成されています。特筆すべきは、今回新たに寄贈された巨大な「縦型旋盤」の展示です。単なる機械の展示ではなく、実際に稼働していた当時の工場風景を忠実に再現した空間演出により、往時の工員たちの息吹や、巨大な金属を削り出す重厚な熱気までもが伝わってくるようです。

また、ミリタリーファンならずとも見逃せないのが、五感で学ぶ「体験型展示」の充実です。戦艦「金剛」型で使用された本物の36cm主砲弾や、幾重にも重ねられた強固な装甲鋼板など、実際に手で触れてその重さ、冷たさ、圧倒的な質感を確かめることができます。

さらに、展示空間そのものにも革新的な工夫が。天井には工場のクレーンやレールを模した設計が採用されており、これは将来的な大型資料の入れ替えや展示アップデートを容易にするための構造でもあります。初公開となる秘蔵資料の多さと相まって、一度ならず、二度三度と訪れるたびに日本のものづくりの原点を再発見できる、進化し続けるフロアとなっています。


未来へ語り継ぐ「呉の魂」。リニューアルした大和ミュージアムが紡ぐ新たな物語

今回の20年ぶりとなる大規模リニューアルを経て、大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)は単なる歴史展示の場を超え、「訪れるたびに新たな歴史の鼓動に触れる場所」へと劇的な進化を遂げました。

戦艦大和の雄姿や、旧日本海軍・呉海軍工廠が歩んだ壮絶な歴史に深い関心を寄せる方々にとって、ここはかつてないほどの没入感と発見に満ちた聖地となったことは間違いありません。最新の研究成果によってアップデートされた展示の数々は、私たちに「真実の歴史」をより鮮明に語りかけてきます。

しかし、今回のリニューアルの真の価値は、その門戸が世界中のすべての人に開かれたことにあります。徹底したバリアフリー化や、24言語に及ぶ多言語対応の強化。それは、国籍や世代、身体的な状況に関わらず、誰もが日本近代史の重要な一幕を等しく学び、平和の尊さを考えることができる「ユニバーサルな発信拠点」になったことを意味しています。

呉の街を見守り続けるシンボルとして。そして、日本が世界に誇る海事・造船・軍事史の貴重なレガシーを継承する発信地として。新しく生まれ変わった大和ミュージアムは、これからも時代に合わせて姿を変えながら、この場所でしか語り得ない「技術と平和の物語」を世界に向けて力強く発信し続けるでしょう。

100年後の未来へ、呉の誇りと大和の記憶を繋ぐために。新章に突入した大和ミュージアムで、あなた自身の新たな発見を見つけてみませんか?


アクセス:JR呉駅から徒歩6分
入場料:大人1,000円(800円)、高校生300円(200円)、小・中学生200円(100円)
※( )内は20名以上の団体 / 呉市ないに住居を有する方は一般500円、小中高生(通学者含む)無料。


REPORTER
艦ちゃん
お酒好きリモートワーカー

BtoC事業会社で広報・マーケティングを経験してきたお酒好き。デジタル庁・デジタル推進委員として年老いた両親からのスマホの質問に根気よく答え続けている上級ウェブ解析士。”Wi-Fiとバッテリーがあれば…

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