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お味噌汁の美味しさ=地域の価値、かもしれない。

音戸・倉橋エリア
ライター 小野 香澄

「ねえ、呉でモーニング頼むとお味噌汁がついてくるのって、あれ普通なの?」。東京から呉に遊びに来た知人に言われて、そうかそれは珍しいのか、と気づいた日。どうやら、呉だけではなくて広島全体がそうらしいとか、そうでないとか。さらに言われたこと。「そのお味噌汁がめっちゃ美味しかったの。あと、どの店に入ってもちゃんと美味しいものが出てきたよ。何気なく入ったお店が大体美味しいって、すごく文化の質が高いってことじゃない?」。呉って、凄いのかもしれない。

モーニングにお味噌汁は必須である。

ところで、写真の最高なモーニングは、倉橋島の「お食事処 かず」という、刺身定食が最高で冬は牡蠣うどんや牡蠣フライ定食が最高に美味しい定食屋さんのもの。私が暮らす呉市街地から車で30分ほどの倉橋島。好きすぎてほぼ週一で行くけれど、好きすぎてたまに実は泊まったりもする。そんなある日の、朝。どうしても早く島を出なければならずサクッと朝ごはんが食べたくて。無性にお味噌汁が飲みたくなり(多分、前日飲みすぎた為)、朝7時から開いている、こちらへ。入るとお店はストーブでほっこり温まっていて乾燥しないようにストーブの上の鍋にはお湯が張られていた。最高。念のために聞いた。「モーニングって、お味噌汁ついてますか?」「ついとるよ」。よし、即決。奥の厨房から出てきたお味噌汁。カウンターの中で女将さんが焼くパンと、サイフォンで淹れている珈琲。まずはお味噌汁を飲んだら、めっちゃ美味しい。思わず「美味しい」と声に出てしまった。女将さん「ほうじゃろう。うちはいりこのだしじゃけんね。やっぱりいりこが美味しいんよ、お姉さん」。私はお味噌汁が美味しいお店を、信頼します。

窓の外は海で空の境が無い

ところで、宿で朝起きて窓の外を見たら、この景色だった。何度か泊まったことがあったけれど、初めての景色。霧がかかっていたから、海と空と境がほとんど無くなっていた。くっきりとした海も綺麗だけれど、この海も良い。ほとんど波も無いので、静寂。何て贅沢な景色なんだ・・・!と心の中で大感動しながら、窓を開けて、深呼吸。この宿は、部屋の名前が魚の名前で、この日の私の部屋は「ぎざみ」。昔、父親と釣りに行った時にぎざみばっかり釣れよったなあ・・・なんて思い出す。

受付で猫に迎えられる朝

早朝、チェックアウトに1階の受付に下りたら、まさかの看板猫さまがお迎え。しかもノビノビ付き。猫loverにはたまらないサービスをいただく。

また来るね。

古くても清潔で心地よい宿。また来るよ、と心の中でご挨拶をして、去る。友人や知人が呉に遊びに来た時に島を案内して、自分も泊まったり。たまに島で夜遅くなる時はいっそそのまま泊まったり。何だか、気軽にプチ旅行気分が楽しめちゃう。やっぱりこの暮らしって、贅沢では?

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