ビンテージビルを改装した店内
呉市三条の交差点に建つ 築45年のビンテージビルのオーナーである山根さん。
ビルの老朽化、そしてコロナの影響もあり、空室がなかなか埋まらなかったそうです。
「ずっと空いたままではもったいない!」と考えた山根さんは
2022年、ビルの3階を改装しカフェをオープンしました。
蒼苑からsoenへ。
祖父から受け継ぐ想い。
Soenの名前の由来は、彼女の祖父が45年前このビル2階で
「蒼苑」という喫茶店を営んでいたことに由来しています。
長い時を経て、このビルに「コーヒーが飲める場所」が復活した背景には
祖父が残してくれたこのビルを大切に使っていきたいという想いと、
このエリアが今まで以上に素敵な場所になるようにという願いが込めらています。
(写真は45年前に喫茶店で使用されていたマッチ箱)
自分と向き合う時間を作る場所でありたい
山根さんの暮らす三条エリアに彼女自身があったらいいなと思うものが
『おいしいコーヒーをゆっくり飲める場所』でした。
はじめに、お店を作る上で大切にしたことは彼女自身が
「心地よく過ごせる場所であること」であり、
そうするために、カフェの空間に彼女の
お気に入りものを置くようにしていきました。
コーヒー豆はもちろん、器、本、インテリア、照明に至るまで、
山根さんが信頼する焙煎士さんや、作家さんと
丁寧にやりとりをしながら選び、集めたものです。
そうした過程を経てセレクトされた物がある店内には
随所にこだわりを感じることができます。
家事の合間や、仕事帰り、ふらっと寄り道をして
交差点を眺めながら、ゆっくりとコーヒーを飲む。
めまぐるしく変化するこの時代だからこそ、
コーヒーを飲みながら自分の心に向き合う時間を
Soenで過ごしてみてはいかがでしょうか。
Cafe Soen
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