呉市移住定住ポータルサイト
イベントレポート

櫓をひっくり返す、伝統の御手洗夏祭り

とびしまエリア
御手洗町並み保存地区
ライター とびしまライフ

みなさんこんにちは!移住サポートボランティア団体「とびしまライフ」の斉藤です。
今回は大崎下島の御手洗(みたらい)地区の夏祭りの模様をお伝えします。

江戸時代に潮待ち風待ちの港として栄えた御手洗地区。
歴史的な建造物群が保存されている、情緒豊かな町並みです。

この御手洗地区では、280年以上も続く伝統の夏祭りがあり、今年も7月に開催されました。
コロナ禍による中止、時短を経て、4年ぶりに従来の規模と内容で行われました。

見どころは、わざと櫓をひっくり返すという、他に例を見ない豪快なところです。
これは神様に出来るだけ長く留まっていただきたいという理由で、時間稼ぎをしているそうです。

担ぎ手も観覧する人もみんなで盛り上がる地域のお祭りです。

町中が祭り一色に染まる日

祭りの日になると、各家々の横断幕が通りを彩ります。
これを見ると、いよいよ祭りと町中が浮き足だって活気に溢れます。

昼の櫓の出立ちが始まる前になると、御手洗の音頭が町内放送で流れます。

町を練り歩く昼櫓

櫓の役目は、神様の先導です。
町中を練り歩き、神様の福をいただきます。

櫓を止める場所が決まっていて、その場所に来ると櫓をせーの!で落とします。
中には叩き手が乗っていますが、落とされても太鼓を止めない鉄の掟があります。

櫓をひっくり返す豪快な祭り!

夜の櫓は、200mにも満たない距離を、2時間以上かけて進みます。
進んでは戻り、度々わざとひっくり返します。

海側、山側と連続で倒すことも!
当然、叩き手は倒されても太鼓を止めません。
初めて見る人は、事故が起きたのかと思われるほどです。

神様に長く留まっていただくため、このような時間稼ぎを行うのが御手洗の祭り。
地域の夏の風物詩として280年以上続いています。

地域を愛する人たちに支えられて

祭りを担うのは祭礼団です。
地域で活躍する若手で構成されていますが、
いざ祭りとなると故郷に戻って来る人や、毎年恒例のようにやって来る人たちがいます。
そして地元の皆さんを中心とする寄付やお力添えによって、続けられている伝統の祭りです。
これからも末長く続けて伝えていきたい地域の宝ですね。

REPORTER
とびしまライフ
移住サポートグループ

私たちは「とびしま海道」に移住したメンバーが立ち上げた、移住希望者と地域をマッチングするボランティア団体です。 とびしま海道に関する知識、人のネットワーク、最新情報を提供する活動をしています。

活用しよう!
呉市の移住定住サポート

呉市への移住を検討される方向けの情報やサポートを紹介。お問い合わせやご相談もお気軽にどうぞ。

活用しよう!呉市の移住定住サポート
お電話での
お問い合わせ
呉市役所 都市部 住宅政策課 企画・空き家対策グループまで
閉庁日 土日祝/年末年始
開庁時間 8:30 - 17:15
メールでの
お問い合わせ
参加型FAQ
呉市役所を
訪問される場合
〒737-8501 広島県呉市中央4丁目1番6号
呉市役所 都市部 住宅政策課 企画・空き家対策グループまで
閉庁日 土日祝/年末年始
開庁時間 8:30 - 17:15