こんにちは。呉が好きすぎて毎月通っている市民ライターの艦ちゃんです。
海軍の街と言われてきた呉は1886年(明治19年)に定められた海軍条例によって全国5つに定められた海軍区のひとつとして呉に鎮守府が設置されて以来、東洋一の軍港と言われた日本有数の軍港でした。戦後は海上自衛隊の呉基地として神奈川県横須賀基地と並ぶ海上自衛隊の主要基地となっています。
海上自衛隊呉地方隊は、東は和歌山県から西は宮崎県までの1都1府12県の警備を担当し災害時には海からの支援をしてくれています。呉地方総監部の中には隊員の教育を担う呉教育隊や地域イベントなどでも活躍する呉音楽隊も置かれています。最近は広報活動を積極的に行なっていますので教育隊や総監部、艦艇見学なども定期的に行われています。
呉でしか見られない距離で護衛艦を見ることができる
海上自衛隊呉基地を海側からぐるっと回って一望することができる約35分の軍港クルーズが「呉湾艦船めぐり」です。その日によって停泊している艦艇は異なりますが戦闘艦艇だけでなく輸送艦や油槽船、訓練支援艦のような様々な支援艦をみることができるのが呉基地の特徴です。海上自衛隊で潜水艦の基地があるのは日本で横須賀と呉だけ。普段なかなか目にする機会のない潜水艦も間近で見ることができます。
クルーズ中はすぐ目の前の船を見上げるようなアングルになったりと、横須賀・佐世保・舞鶴にも艦船めぐりはありますが、ここまで接近して見れるのは呉だけです!(艦ちゃん調べ)
運が良ければ出港や入港のタイミングを見ることもできるかも知れません。
呉湾艦船めぐりの乗り場は呉中央桟橋ターミナルの1Fにあり、大きな看板が目標です。
料金は大人¥1,500、小人¥500です。(R5.3月時点)
360°オープンデッキの「くれない5」で艦船めぐり
艦船めぐりで乗る船はこちらの”くれない5”です。
(稀に別の船になる場合があるようです)
2Fが全面オープンデッキになっていて晴れの日にはオーシャンビューを楽しめます!定員はなんと100名!たくさん乗っても大丈夫です。
案内人のおじさん達のトークが最近キレッキレになってきているので、トークも楽しめると思います。
オープンデッキの2Fには当日の日付入の記念パネルがあり記念に撮影される方も多いです。
ちなみにこのキャラクターは、”カープ坊や”のイラストを描いたデザイナーの岡崎福雄さんが描かれたのだそうです!
夕焼けに染まる護衛艦を間近で見ることができる夕呉クルーズ
呉湾艦船めぐりの中でも特におすすめしたいのが、日没の時間にあわせて運航される”夕呉クルーズ”です。
海上自衛隊では自衛艦旗(16条旭日旗)を朝8:00から日没まで船に掲揚しており、日没時間にあわせて”ラッパ譜・君が代”を吹奏して自衛艦旗を収めます。そのとき船にいる乗組員の方が自衛艦旗に向かって敬礼されている姿も見ることができます。
江田島に沈む夕日や夕焼けに染まる護衛艦はとても美しく他ではなかなか見ることができない光景です。
日没の一瞬だけでも料金の元がとれること間違いなしです!!(大人¥1,500、小人¥500で昼間のクルーズと同料金です)
艦ちゃんおすすめリモートワークスポット
年100泊、日本中移動しながら仕事をする私ですが、今回リモートワークで利用させていただいたのは2023年1月に呉中央桟橋ターミナル2Fにオープンしたばかりのカフェ”さんばしや”さん。
艦船めぐりの待ち時間に呉港を見ながらゆったりリモートワークをするのにぴったりのロケーションです。
海側のカウンターで仕事するもよし!店内の大きなテーブルで仕事するもよし!ホットドッグも食べられます。
※写真は呉が大好きで呉のお店をInstagramで発信されている呉娘さん(@kure_musume)からお借りしました。