みなさんこんにちは!移住サポートボランティア団体「とびしまライフ」の斉藤です。
今回は2023年1月28日、大崎下島の豊町大長地区で開催された、弓祭りの模様をご紹介します。
約800 年前から続く、悪鬼を打ち払い、五穀豊穣を願う伝統的な神事ですが、コロナ禍により中止が続き、3 年ぶりの開催となりました。
伝統的な神事
弓祭りは2000 年以上の歴史を持つ、宇津神社の境内で行われます。
元々は平家追討の命を受けた守護が競射したのが始まりとされ、水軍が元服を祝う行事として伝わっているそうです。
地元の中学校では、授業に弓を取り入れてるんですよ。
朝から日没後まで続く長期戦
地域に選ばれた10 人の射手が二組に別れ、早朝から日が暮れた後まで、長時間交互に射続けます。
寒い中なので、ストーブと御神酒で暖を取りながらの持久戦です。
大変名誉なことに、とびしまライフのメンバーも参加させていただきました。
多種多様な的が登場
大きな的の中心に、様々な趣向を凝らした的が掲げられ、難易度に応じて景品が変わります。
写真は最も難易度の高い金的。なんと直径3 ㎝しかありません。
幸運にもこれに当たると町内放送で讃えられ、大変盛り上がります。
今年の射手が揃い踏み
大長の5 つの地区から2 名ずつ選抜された射手の皆さん。
地元出身者だけでなく、地域に関わる人も選んでいただけます。
移住者がこのような地域の伝統的な行事に参加させていただくことは大変光栄でありがたいことであり、地域との関係が一層深まったと感じられる瞬間でした。