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「呉の街をグルメで元気に」 バズる“コワモテ料理長”鷹林勲さんが惚れ込む 呉グルメの魅力と楽しみ方

広島県出身
クレイトンベイホテル「呉濤(ごとう)」料理長/くれ観光特使
鷹林 勲さん
interview:2026.02.19

寿司職人への憧れから料理人の道に進み、現在はクレイトンベイホテルの「日本料理 呉濤 (ごとう)」の料理長として力を発揮する鷹林勲さん。2024年から同ホテルのSNSに“コワモテ料理長”として登場。呉グルメを紹介する動画が大反響となり、フォロワーは一気に35万人越えを記録。100万回再生の投稿も連発し、その人気は全国区に。

2025年には「くれ観光特使」に就任し、呉市全体の魅力向上と活性化に大きく貢献する鷹林さんに、呉のおすすめの飲食店や、呉の楽しみ方についてお聞きしました。

− 鷹林さんが「コワモテ料理長」として登場するSNSが大変な人気ですが、始められたきっかけを教えてください。

社長がとにかく呉全体をもっと盛り上げたいということで、青野さん(企画・ブランド推進室 青野孝史さん)と私に「外に出て、呉の街をアピールしてこい!」と。それなら、呉の飲食店を紹介しようと、2024年1月よりSNSで「呉が美味しいシリーズ」をスタートしました。

初めての投稿では、私が行きつけのお店「一つ家」というお店を紹介しました。そこの女将さんがつくってくれるおばんざいが絶品なんです。確かアポなしで訪問したんですが、快く撮影をさせてくださってありがたかったですね。紹介するお店は青野さんと相談して決めていて、これまで150店くらいの飲食店を取材させていただきました。

− 呉って、飲食店が本当にたくさんある街なんですね。

そうなんです。しかも呉は大きな街なんですけど、全国展開しているようなチェーン店は意外と少なくて、個人の料理店、しかも長年続いている老舗が多いんです。私はそういう素朴な店が好きで、大崎下島とか、倉橋とか島にもそういう飲食店はいっぱいあるので、どんどん紹介したいと思っています。

SNSを見た方からも「あんなところにこんなお店があったんですね」「行ってみたいです」とコメントをいただくことも多くて、それはとても嬉しいですね。

− SNSの取材先での撮影や編集はどのようにされているのですか?

撮影や編集は全部青野さんがしてくれています。「コワモテ料理長」というのも青野さんが考えたんでしょう、いつの間にかそんな名前になっていました(笑)。

でも演出的なことは一切していません。そういうのは苦手だし、そもそもそんな器用なことはできませんから、本当に自然体で自由にやらせてもらっています。でもそれがかえって良かったのか、おかげさまでたくさんの方に見ていただいているようです。

SNSでは呉の飲食店の紹介のほか、食材の産地を訪れたり、家でも簡単に作れる料理を紹介したりしていますが、中でも天ぷらの動画はなぜか毎回人気なんですよ。
街でもいろんな方に「見てますよ」と声をかけていただくようになって、以前はそういうのがちょっと恥ずかしかったんですが、今はそれだけ呉の街をアピールできているということだと思って、素直に喜ぶようにしています(笑)。

− 鷹林さんにとって呉はどんな街ですか?

私は広島市安芸区出身なんですが、父の実家、つまり“おばあちゃんの家”が呉の宮原にあるんです。私は初孫だったので、祖母がとても可愛がってくれましたし、私も祖母のことが大好きで、週末になると呉に遊びに行っていました。

あの頃は大きな祭りがたくさんありましたし、街中ではセーラー服を着た水兵さんが歩いていたりして。だからなのか、粋な人が多かったし、他の街とはちょっと違う独特な雰囲気を感じていました。当時ほどの賑やかさはなくなったけれど、今もその印象は変わらないですね。

− 鷹林さんはなぜ料理人になろうと思われたのですか?

高校生の時に、どんな仕事に就いたらいいのかを決めるためにいろんなアルバイトをしてみたんです。全部で30種類くらいですかね。そのうちの一つ、お寿司屋さんでアルバイトをした時に、とにかく職人さんたちがカッコよかったんです。厨房の中の空気はピンと張り詰めていて、仕事中は怒られてばっかりだったんですけど、仕事が終わると優しくしてくれる。当時、外面のカッコよさばかり気にしていた私は、本当のカッコよさとはこういうことだと目が醒める想いで、「もう料理人になるしかない!」と思ったんです。

でも私の父親が昔気質な人で「男は台所に入るもんじゃない」と言われて育てられましたから、料理なんてしたことなかったんです。なので大阪の調理専門学校に行って料理を学びました。大阪の学校を選んだのは、ちょっと都心部への憧れもあったんですね。でも結局、学校以外の時間も料理店でアルバイトをしていたので、料理漬けの毎日でしたね。

− 鷹林さんが料理する上で大切にしていることは?

「想い」です。もちろん、食材だったり、知識だったり、技術も大切なんですけど、それが全部揃ったとしても、そこに「お客さんに喜んでもらいたい」という想いがなかったらダメだろうと思うんです。
でも「想い」って目には見えないものだし、奥が深い。それを学ぶのが修行です。とにかく場数を踏んで、何回も失敗しながら、怒られながら、いろんな経験を重ねていくしかありません。私も今考えたらぞっとするような失敗をたくさんしましたし、たくさん怒られました。でも、そういう経験をしてきたからこそ、今がある。育ててくださった先輩方には感謝しかないですね。

− 最近は食育活動にも力を注がれているそうですね。

呉市内の小学校の家庭科の授業で、子どもたちと一緒にお味噌汁を作りました。“コワモテ”ですから怖がられないか心配していたんですが(笑)、みんな楽しそうに取り組んでくれました。

今は便利な時代になって、なんでも即席で手軽に作れますよね。便利になるのはいいことなんだけど、やっぱり本物の味は知っておいてほしいんです。今はお父さんもお母さんも忙しいから、家庭で凝った料理を毎日作るのは難しいでしょう。だから即席でも、簡単な料理でも全然いいけれど、想いを込めて作るということは大事にしてほしい。「おふくろの味」っていうのは、忘れることはないですから。これからも機会があれば、食育活動は続けたいと思っています。

− 呉にはおいしい食材がたくさんありますが、鷹林さんのおすすめは何ですか?

呉が誇る食材といえば、やっぱり瀬戸内で獲れる魚たちです。メバル、オコゼ、カワハギ、小イワシ。それからコチ、カレイ、アイナメもそうですね。瀬戸内の魚はどれもサイズが小さめなんですが、味は抜群。関東・関西地区ではなかなか味わえない自慢の魚ばかりですので、ホテルのメニューで出すと大変喜ばれます。

また呉の食材といえば牡蠣ですが、最近は温暖化などの影響で深刻な状況です。現状を多くの人に知ってもらいたくて、現地の様子をSNSでレポートさせてもらいました。今後も牡蠣のみならず、呉の生産者さんたちとのつながりは大切にしていきたいですし、一緒に呉を盛り上げていけたらと思っています。

− 最後に、これから呉を訪れる人へのメッセージをお願いします。

呉には「大和ミュージアム」や「てつのくじら館」など観光スポットがたくさんあります。そういった場所もぜひ楽しんでほしいのですが、同じくらいおすすめしたいのが、呉のディープな「夜」の世界です。

実は、呉って全国と比較しても個人経営のスタンドが多い街なんです。スタンドの主役は、なんといってもお店を守る「ママさん」たち。料理人として多くの店を巡ってきた私から見ても、一生懸命に店を切り盛りするママさんたちの姿は本当にカッコいい。そんな彼女たちがつくる、呉の夜の独特な空気感もぜひ味わってほしいです。スタンドについてもSNSで紹介していますので、ぜひご覧いただいて呉の昼と夜を存分に楽しんでください。


“コワモテ料理長”鷹林勲さんが出演するクレイトンベイホテルのSNS

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