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【2025年版】呉で戦艦大和に会える場所!大和ミュージアム・サテライトの展示内容・料金・行き方ガイド

呉中心エリア
大和ミュージアムサテライト
ライター 艦ちゃん

こんにちは!呉が大好きすぎて、毎月のように足を運んでいる旅するプランナー兼市民ライターの艦ちゃんです。今回も呉の魅力をたっぷりとお届けします!

広島県呉市にある「大和ミュージアム」は、戦艦「大和」を中心に、日本の高度な造船技術や歴史、そして戦時下の人々の暮らしまでを幅広く紹介する、大規模な歴史博物館として全国的に知られています。呉市を代表する観光名所の一つであり、年間を通じて多くの観光客が訪れる人気スポットです。

しかし、2025年2月17日から2026年3月末までの約1年間、大和ミュージアムは大規模なリニューアル工事のため一時休館となっています。その間の代替展示施設として、JR呉駅から徒歩約5分の場所にある「ビューポート呉」の1階に、「大和ミュージアム サテライト」がオープンし、呉市観光の新たな注目スポットとして、今、多くの関心を集めています。

大和ミュージアムサテライトでは、日本海軍の象徴ともいえる戦艦「大和」や、呉の造船技術の粋を集めて建造された艦船に関する貴重な映像資料や設計図面が展示されています。中でも圧巻なのは、細部まで精巧に再現された1/100スケールの戦艦「大和」模型で、その迫力と造形美には時間を忘れて見入ってしまうほどです。さらに、近年新たに復元された実物大の「1/1零式観測機」と、その大型フロートの展示もあり、航空機ファンや歴史愛好家にもたまらない内容となっています。こうした展示物を通じて、当時の技術力や造船現場の空気感を体感することができ、非常に見応えのある展示空間となっています。

観覧料は、一般(大学生以上)は500円、高校生は300円、小・中学生は200円となっています。未就学児は無料で入場でき、家族連れでも気軽に楽しめる施設です。さらに、呉市内に住んでいる、または通学している高校生以下の子どもたちは無料で入館できるため、地元の子どもたちにとっては貴重な学びの場となっています。20名以上の団体での利用には割引料金が適用される制度もあり、学校の社会見学やサークル活動など、さまざまな用途に活用することが可能です。


零式観測機とは?

零式観測機(れいしきかんそくき)は、太平洋戦争期に日本海軍が使用していた水上機です。正式名称は「零式水上観測機」で、皇紀2600年(西暦1940年)に正式採用されたことから「零式」と名付けられました。主な任務は艦隊の主砲射撃の着弾観測や偵察であり、戦艦「大和」や「長門」などの艦艇に搭載されていました。最大の特徴はフロート(浮き)が付いた水上機である点で、艦上からカタパルトで発進し、任務後は海面に着水して母艦に回収されていました。

高性能な偵察能力と安定性を備えていた零式観測機は、戦艦の目として重要な役割を果たしました。しかし、空中戦を目的とした機体ではないため、敵戦闘機と遭遇すると厳しい戦いを強いられることもあり、搭乗員の任務は極めて危険でした。

この機体を前にすると、単なる機械ではなく、そこに関わった人々の記憶が立ち上がってきます。戦艦の砲撃を正確に導く役目、敵艦隊の発見、そして生還が約束されない任務。搭乗員たちは精鋭の観測員でありながらも、非常に高い危険を伴う任務に日々臨んでいました。

零式観測機は、単なる過去の産物ではなく、平和の大切さや技術の継承、そして人間の営みにまで思いを馳せさせる存在です。大和ミュージアムサテライトは、そのような機体に再び命を吹き込み、訪れる人々に問いかける場となっています。

呉を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください。一機の航空機が、これほどまでに多くの物語を語ってくれることに、きっと驚くはずです。


大和ミュージアム仮資料室・澎湃館

広島県呉市の観光スポットとして近年注目を集めている「澎湃館(ほうはいかん)」は、呉潜水艦基地の目の前に広がる歴史的な赤レンガ倉庫群の一角に位置しています。この施設は2018年に開館し、かつて旧日本海軍の重要拠点として栄えた呉の歴史や、現在も活躍する海上自衛隊に関連する資料やグッズの展示・販売を行っています。内部には、旧海軍の復刻アイテムから現代の海上自衛隊のオリジナルグッズまでが並び、ここでしか手に入らない限定商品も多く、歴史ファンやミリタリーマニアの間で根強い人気を誇るスポットとなっています。加えて、艦船や軍港の歴史をテーマにしたトークイベントや展示解説会なども定期的に開催されており、訪れるたびに新たな発見があるのも魅力です。

そんな澎湃館は現在、2025年2月から2026年3月末までの期間限定で、「大和ミュージアム仮資料室」としても特別に運営されています。これは、大和ミュージアム本館がリニューアル工事のために長期休館となっている期間中、来館者に向けて貴重な史料や模型を公開し続けるための特別な措置であり、戦艦「大和」や呉の軍港の歴史を学べる貴重な場として機能しています。

仮資料室は、澎湃館の1階部分にあるおよそ120平方メートルの展示スペースに設けられており、展示されているのは、例えば戦艦「大和」に搭載されていた三連装機銃の1/10スケール模型や、圧巻の大きさを誇る46センチ主砲の1/50スケール模型といった迫力のある実物再現模型です。また、呉海軍工廠で培われた高度な造船技術や当時の現場の様子を伝える解説パネル、貴重な写真資料も豊富に展示されており、戦史に詳しくない方でも楽しめるよう工夫されています。こうした充実した内容により、来場者からは「規模はコンパクトだが十分に見応えがある」と高い評価を得ており、口コミでも評判が広がっています。

開館時間は午前10時から午後5時までで、火曜日は定休日となっています。入館料は無料で、どなたでも気軽に足を運ぶことができます。戦艦「大和」の資料や呉の造船技術の歴史を間近に感じられるまたとない機会であり、戦史に興味がある方はもちろん、家族での観光や学びの場としてもおすすめできる施設です。リニューアル前の大和ミュージアムの魅力を引き継ぐ仮資料室を、ぜひ一度訪れてみてください。


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