こんにちは!市民ライターの北裕実です。
私はライターの仕事をしながら、イラストレーターとしても活動しています。
現在は、東広島市に住んでいますが、数年前まで呉市で暮らしていました。離れてみると、改めて呉市の良さを実感します。
さて、3月末から4月は待ちに待った桜の季節。今回は、私が春になるといつも楽しみにしていた「二河川公園」の桜をご紹介します。
お花見の名所に出かけるのもいいですが、身近な場所で気軽に楽しむ桜も、なかなかいいものです。

春の訪れを感じる季節、二河川公園でお花見を
春の暖かな日差しを感じるようになると、そろそろ桜のシーズン。開花状況が気になって、近くを通るたびに「咲き始めたかな?」と確認してしまうのが「二河川公園」でした。
二河川公園は、呉市の中心部を流れる二河川(にこうがわ)沿いにある、のどかな公園。普段は地元の人が散歩をしたり、子どもたちが遊んだりする憩いの場です。
お花見シーズンになると、桜を楽しむ人で少し賑わいますが、観光地のように混雑することはなく、ゆったりと桜を楽しめるのが魅力です。

子どもと一緒に、遊びながらお花見できる公園
息子が小さいころは、春が来るたび、ここに遊びに行きました。
桜が満開になると、川沿いがピンク色のトンネルのようになり、「なんてことない公園なのに、こんなにきれいだったんだ」と毎年感動します。
桜の木の下で簡単なお弁当を広げてピクニックをしたり、遊具で遊ぶ息子を見守ったり。すべり台の上から桜の枝に手を伸ばそうとしている息子に、あわてて声をかけたこともありました。
保育園の帰りやお買い物のついでなど、特別な準備をしなくても、思い立ったらすぐにお花見ができるのがこの公園のいいところです。
二河川公園での桜の楽しみ方
公園にはブランコやすべり台などの遊具があり、子どもたちが元気に遊ぶ姿が見られます。親はベンチに座って、桜を眺めながらほっとひと息。公園の広さもちょうどよく、目が届く範囲で遊ばせられるのも安心です。
川沿いの散歩もおすすめ。満開の時期は、少し歩くだけで春の気配をたっぷりと感じられます。
そして、夕方になると、公園にはぼんぼりの灯りがともり、幻想的な雰囲気に。夜桜もまた、思い出に残る風景です。

お花見にぴったり! 呉のいちご大福
お花見の季節に食べたくなる、とっておきのおやつがあります。それが、「椿庵 博美屋」さんの「いちご大福」です。
二河川公園から車で10分ほどの場所にある博美屋さんは、地元で親しまれる老舗の和菓子屋さん。求肥はふわふわで、指の跡がつくほどの柔らかさ。中には、甘酸っぱくジューシーないちごと、ほどよい甘さのつぶあんが包まれています。
息子と二河川公園で食べたこともあり、私にとっては 「春の味」。春の風とともに、甘酸っぱい味わいが広がります。
ちなみに、博美屋さんの包装紙は、呉市の花「つばき」が描かれた上品なデザイン。手土産にもぴったりな和菓子です。
いちご大福のイラストを描いてみましたので、ぜひご覧ください!

「桜を楽しむ暮らし」があるまち、呉市
二河川公園は、桜の名所として有名な観光地というわけではありません。けれど、地元の人にとっては「気軽に桜を楽しめる身近な公園」です。
特別なイベントがあるわけでもなく、屋台がたくさん並ぶこともない。でも、ふらっと立ち寄って桜を眺めたり、子どもを遊ばせたり。
毎年春になると、「また来年もこの桜を見に来よう」と思わせてくれる、そんな場所です。
呉に移住したら、二河川公園での気軽なお花見も楽しんでみてくださいね。もちろん、いちご大福も忘れずに。