呉市移住定住ポータルサイト

人と人、場所と場所を”接ぐ(はぐ)ところ

呉中心エリア
ライター 艦ちゃん

こんにちは。呉が好きすぎて毎月通っている旅するプランナー、市民ライターの艦ちゃんです。
最近、中通りを歩いているとおしゃれな提灯があるなぁ〜。何屋さんだろう?とずっと気になっていました。
もう、気になったら話を聞きに行くしかない!ということでさっそく呉市中通1丁目にある「HUG KURE LAB. - 接ぐ(はぐ)」さんへお話を聞きにいってきました。


◽️HUG(接ぐ)の由来

店舗の名前となっているHUG KURE LAB. - 接ぐ(はぐ)ついて店長の河﨑さんにお話を伺いました。
”接ぐ(はぐ)”とは『布・板などをつぎ合わせる。二つのものをつぎ合わせる』(デジタル大辞泉より)という意味。
昭和の子供の頃ズボンの膝や上着の肘なんかに穴があいたときに母親が布をあてて補修してたのを思い出しました!
(きっと令和の時代にはそういう光景は見られないんでしょうけど・・・)
そんな”接ぐ(はぐ)”という言葉から、『”はげ”ばなんとかなる!(どうにもならんと思ってても、なんとかなる!)』という気持ちと、『人と人、場所と場所を”接ぐ(はぐ)”』場所であってほしいという思いで名付けられたそうです。
(ちなみにHUG KURE LAB. さんは、呉で1960年から海上自衛隊制服・グッズを製作・販売している「制服のフジ」さんが経営しているブランドでした!)


◽️帆布(はんぷ)ってなに?

現在、HUG KURE LAB.さんでは、”帆布”を使った鞄やグッズを中心に制作・販売をされています。
”帆布”とは、頑丈で耐久性のある生地として知られています。
もともとは帆船に使用されていたことから、その名がつけられました。綿や麻を使って織られることが一般的で、その厚みと強度が特徴です。耐水性や防汚性に優れ、”キャンバス地”とも呼ばれます。バッグやテント、シューズ、アウトドア用品など、日常生活やアウトドア活動において幅広く利用されており、使い込むほどに風合いが増し、長く愛用できる点も魅力です。環境に優しい素材としても注目されており、エコ志向の方にも人気があります。質感やデザインの美しさを楽しみながら、耐久性と機能性を実感できるのが帆布のいいところです。
HUG KURE LAB.さんでは最近、国産ジャパンクオリティの帆布ブランド「森野艦船帆布」の帆布も取り扱われているそうです。
ちなみに、ワタクシ(艦ちゃん)も昔から帆布好きです。


◽️この仕事を始めた理由

なぜHUG KURE LAB.をオープンしたのか、店長の河崎さんにお話を伺いました。
河崎さんは、子供の頃から家業(制服のフジ)の手伝いをしていましたが高校生のとき、会社で海上自衛隊の部隊識別帽を作る事になりました。その帽子の前立てに入っている刺繍が大切で、このデータ(型おこし)はパソコンで作るので、その時高校の選択授業でワープロをとっていた事もあり、唯一パソコンのキー配列が分かるという理由で、ワッペンや帽子の刺繍のデータを作る仕事をすることになりました。それが今のお仕事の根っこにある体験です。
高校卒業後、縫製技術を身に着けたいと思った河崎さんは、広島にある洋裁学校に通うことになり、洋裁の基本からしっかりと勉強され今のお仕事につながっているそうです。


◽️HUG KURE LAB. ができるまで

河崎さんは、家業(制服のフジ)のお仕事上、あたりまえのように日々、海上自衛隊のお仕事が多かったそうですが、あるとき「海上自衛隊のお仕事以外にも仕事を広げていったほうがいいんじゃないか!?」と考えるようになりはじめ、新しいお店を立ち上げることを考えたそうです。
まず最初に始めたのが、制服のフジのとなりにある小さいスペースを使って、刺繡機械を置いて通りから見えて楽しいお店を作ることでした。
例えば、昭和の時代に街中にあった、おばあちゃんが自宅でやってる洋裁屋さんのようなイメージが近いかも知れません。
当初は、高校生の間で流行っていたリストバンドにイニシャルを刺繍したり、文化祭のお揃いTシャツを作ったりと地域のニーズに応えるお店だったそうです。
(今でも制服のフジさんにて、Tシャツやオリジナルグッズなどの制作の注文・相談を受けてくれますよ)
そのうちに、河崎さんも子供が産まれ、こんなのプレゼントでもらうと嬉しいかもと、イラストと名前を刺繍で入れられるTシャツなどをお祝い用に販売していると、次第に子供づれのお客さんが増えてくるようになり子供向けの製品を取り扱うようになったそうです。
中でも人気なのは表・裏で生地が違い、刺繍で名前を入れることができる世界でひとつだけの「オリジナル・リバーシブルヨダレ掛け」で、今でもプレゼントとして売れ続ける人気商品だそうです。
子供向けニーズが高まり、スペインなどの海外から人気のある子供服を輸入して販売したり。今も接ぐの隣のステッチハウスで販売しています。
子供向けグッズでこんなエピソードもあったそうです。
(みんなが一度は乗ったことがある?)バランス感覚や運動能力を楽しく鍛えられるイタリア製の可愛らしい馬の形をした乗用玩具Rody。
以前Rodyブームになったとき、もともと取り扱いをしているお店が少なかったためネットで一晩で100個売れることもあったんだとか!!


◽️コンセプトは「お客さんがデザイナー」

2020年春からの未曾有のコロナで、人の往来が消え外出もままならなくなった時期に「これからどうしていこうか。自分が本当に作りたいものは何か?」をよく考えるようになったそうです。
小さい子供のいるお母さんはカバンの中身もいっぱい。
でもなかなか機能的でかわいいマザーズバッグがなかったので、「それなら自分で作ってしまおう!やっぱり自分が作りたかったのはカバンだ!」と決意を新たにし、自分だけのカスタムマイバッグを作ることができるHUG KURE LAB.を立ち上げたそうです。
そんなカスタムBAGはママだけでなく、男女問わず年齢層も幅広く大人気だそうです。オーダーBAGは出来上がりまで今は8カ月待ちだとか!
お客さんと、カバンのカスタムを相談する時に、「この色がいいよね!とかこのポケットはもう少し大きくして場所を変えたいね」など、あーでもない、こーでもないと話をしていくうちに、だんだんとそのお客さんにぴったりのデザインになってくるのだそうです。
なんだか不思議ですね!
そんなときに「お客さんこそがデザイナー」なんだと強く感じるそうです。
また、布を縫ってるのが見えたら楽しいよね!ということで作業スペースはオープンにして店内から見えるようになっています。
奥の刺繍ミシンではちょうど「てつのくじら館」のマークの刺繍をしていたのでかぷり付きで見せてもらいました。

会話しながらその方にぴったりのカバンができあがっていきます

生地もお好きなものを選べます

世界にひとつだけのヨダレ掛けが作れます

刺繍の機械

パソコンで設定すると

自動で刺繍されるのです


◽️呉のよいとこ

最後に呉生まれ呉育ちの河﨑さんに、呉のよいところを伺いました。
まず即答されたのが、「とても住みやすくて子育て世代にはとってもよい街」ということでした。
山と海の自然に囲まれた呉の街中には公園もあるし市の施設も揃っていて環境がよいこと。
また病院の中に病児保育室があって子供が熱を出しても預けることができたことも育児をしているときには大変助かったとのことでした。
買い物も日用品はもちろん、実は呉にはセレクトショップがたくさんあって(しかもセンスがよい!)広島まで買い物に行かなくてもセンスのいい服が買えるのでうれしいとのことでした。
呉市に興味のある方、移住を考えてみようかな?という方はお気軽に市役所まで連絡していただければと思います。
関東にお住まいの方は、永田町に呉市東京事務所がありますのでこちらもお気軽にお尋ねいただければ。アポなしで行っても快く迎えてくれますよ!

呉市東京事務所は永田町・日本都市センター会館にあります

事務所の中はこんな感じ

呉氏グッズと呉関連のグッズがたくさんあります


◽️イベント

この度、hug kure lab.さんのカバンを東京・大阪でもオーダーできる特別なイベントが開催されます
hug kure lab.のオリジナル製品の販売や、世界でひとつだけのオリジナルカスタム製品のオーダーや相談ができたり、見るだけでも楽しめる内容です。
関東・関西にお住まいのみなさん、友達や家族を連れて、ぜひお越しください!見るだけでも楽しい時間を過ごせること間違いなしです。

【東京】
hug kure lab.POP UPとセミオーダー会 
2024年11月2日〜4日
東京・神楽坂プリュス
【大阪】
2024年11月20日~26日
阪神梅田百貨店

前回の様子

その場でカスタムオーダーできます


hug kure lab.はコチラ

活用しよう!
呉市の移住定住サポート

呉市への移住を検討される方向けの情報やサポートを紹介。お問い合わせやご相談もお気軽にどうぞ。

活用しよう!呉市の移住定住サポート
お電話での
お問い合わせ
呉市役所 都市部 住宅政策課 企画・空き家対策グループまで
閉庁日 土日祝/年末年始
開庁時間 8:30 - 17:15
メールでの
お問い合わせ
参加型FAQ
呉市役所を
訪問される場合
〒737-8501 広島県呉市中央4丁目1番6号
呉市役所 都市部 住宅政策課 企画・空き家対策グループまで
閉庁日 土日祝/年末年始
開庁時間 8:30 - 17:15