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「まち」に呼応する鐘撞堂

東部エリア
称名寺
ライター 橘髙 雷士

こんにちは。尾道在住、呉高専で建築を学んでいる橘髙です。呉線の電車に揺られること2時間、尾道から呉(安芸阿賀)へ日々通学しています。僕にとって呉は第二の故郷になりつつあります。呉高専で建築を学びはじめて四年半、少しずつ建築に、人に、まちに対する考え方、感じ方が変わってきました。まちには様々な「イトナミ」があって、かたちとして残るものもあれば、会話や感情など目に見えないものとして消えていくものもあります。呉にある、呉で起こる様々な「イトナミ」を、記事を見た方に追体験していただけたらと思います。

呉市阿賀に建つお寺「称名寺」の鐘撞堂

JR安芸阿賀駅から西へ歩くこと約15分、住宅街の中にひっそりと、その子がいる。特徴的な屋根のてっぺん、頭だけをのぞかせている。はじめて現地を訪れたとき、そう感じてしまいました。階段をのぼっていくと、愛らしいフォルムのその全身が少しずつ見えてきます。

この鐘撞堂は2019年に建築家の大西麻貴さんと百田有希さんによって設計されたものです。鐘を吊るす特徴的な屋根は浮遊感があり風景と呼応しているようでした。屋根の下に入ってみると心地よい抱擁感がありました。

屋根は木材を積み重ね、削ることで造られているようで、仕上げには杉皮が葺かれています。この杉皮は私の通う呉高専のOB・OGとワークショップを通して一枚一枚カットしたようです。皮の端部までよーく見てみると、人の手によって造られたことがわかり、鐘撞堂が造られるまでの「イトナミ」が、かたちとして残っていると感じました。

周囲の様子を窺いつつ、鐘をひとつき、音は屋根の中で反響しながらまちに向かって飛びたっていく。鐘の音に包まれながら阿賀の風と日の光を感じる一時がとても心地よいです。ふと足元を見ると音を吸い込んで波打つ石たち。何年も鐘のそばで、その音を聞いてきた石に触れると、音が反芻して私の中に入ってくるようでした。

住職である南さんは、「お寺」というものが人々に寄り添い、誰もが自然と足を運ぶような場所になってほしい、現代人の持つ堅さのあるイメージを変え、敷居をさげるきっかけになることを願ってこの鐘撞堂の施工を考えたそうです。是非皆さんにも一度訪れて鐘を一撞してみていただきたいです。

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