映画ロケ地のメッカ
ハッとさせられる風景美やグッとくる建造物があちこちにあるためか、呉は、劇場用映画やテレビドラマ、テレビCMなどのロケ地としても知られています。
広島を舞台としたロードムービー『ドライブ・マイ・カー』(第79回ゴールデン・グローブ賞受賞作品)では、大崎下島の東端の港町・御手洗地区(豊町)がロケ地に。主人公らが愛車で走行するシーンの「あの海岸線は県道355号」なんて豆知識を披露してみたい!?
御手洗地区は、江戸の頃、瀬戸内海を航行する交易船の「潮待ち」「風待ち」の港としてにぎわいました。参勤交代の船やオランダなどの外国船も寄港していたようです。
商家や茶屋、船宿といった当時を偲ばせる建物が残されており、国の文化財として「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
映画『孤狼の血』『孤狼の血 LEVEL2』では、その撮影の多くが呉で行われました。「はなみばし通り」の撮影では発砲シーンも!
映画のロケ地を巡ってみよう!
ロケ支援を通じて地方創生に取り組む「呉地域フィルムコミッション」。2003年の設立以来、“呉ロケ”は加速度的に増えています。
「呉地域フィルムコミッション」が支援した“呉ロケ”の劇場映画(2003-2021)
- 『とべない風船』(蒲刈町)
- 『こちらあみ子』(広小坪)
- 『孤狼の血 LEVEL2』(市内全域)
- 『ドライブ・マイ・カー』(御手洗地区および周辺)
- 『吟ずる者たち 』(御手洗地区,入船山記念館)
- 『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(海上自衛隊呉地方総監部)
- 『アルキメデスの大戦』(中央)
- 『孤狼の血』(市内全域)
- 『龍が如く 劇場版』(豊浜町、豊町)
- 『こいのわ 婚活クルージング』(豊町ほか)
- 『モヒカン故郷に帰る』(安芸灘とびしま海道)
- 『夏休みの地図 』(御手洗地区ほか)
- 『潔く柔く』(中通、宮原)
- 『サルベージ・マイス 』(松寿苑、三之瀬御本陣芸術文化館)
- 『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』(御手洗町地区、海上自衛隊呉地方総監部)
- 『 石内尋常高等小学校 花は散れども 』(蒲刈町ほか)
- 『 男たちの大和/YAMATO 』(旧海軍墓地、アレイからすこじま、大和ミュージアム)
- 『陸に上がった軍艦』(アレイからすこじま、海上自衛隊呉地方総監部前ほか)
- 『旅の贈りもの 0:00発』(御手洗地区)
- 『図書館の神様』(野呂山、音戸の瀬戸、音戸高校ほか)
- 『海猿 -ウミザル-』(海上保安大学校、両城の200階段、県民の浜ほか)
呉がロケ地になった映画を「呉ポポロシアター」で観たり、「呉地域フィルムコミッション」が募集する映画エキストラに応募したりなんてこともできます。